「オンコード」または「分数コード」、あなたはこんな名前のコードを聞いたことがありますか?
今回は、初心者の方に向けて、ピアノでの「オンコード(分数コード)」と呼ばれるコードの弾き方を説明していきたいと思います。
(※動画の中では、「オンコード」という呼び方を主に使っています。)
オンコード(分数コード)は、既成曲の中にも沢山出てくるので、スムーズに弾けるようにしていきましょう!
オンコードと分数コードは別のもの?
そもそも、オンコード、分数コードというのは、同じものを指しています。他の呼び方としては、「スラッシュコード」とも言われたりします。
例えば、「C」というコードを弾く場合、ベース音は、コード基本形の最低音「ド」を弾くことになりますが、オンコードを弾く場合は、ベース音が別に指定されていると思ってください。
もし、オンコードである「C/B」を弾く場合、ベース音は「B」である「シ」を弾きます。
ベース音が別に指定されている事でコードの響きも違ってくるので、曲の中でのサウンドに変化が生まれますよ^^
オンコード(分数コード)の弾き方をマスターしよう
それでは早速、ピアノでのオンコードの弾き方をマスターしていきましょう。
例えば「F/G」というコードを弾く場合、スラッシュの左側にある 「F」はコードを指しているので、右手で「ファ・ラ・ド」 を弾きます。そして右側にある「G」 はコードではなくベース音を指すので、左手で「ソ」の音を弾けばOKです。
慣れないうちは右手と左手を逆に弾いてしまう方も多いので、注意してくださいね。
ピアノで他のオンコードも弾くことができるか試してみよう
それでは、他のオンコードも弾く事が出来るかどうか試してみましょう!
動画を参考にしながら、「Em/A」と「G/B」というコードを練習してみましょう。
動画の中では、実際に曲を練習していく際に意識したいポイントもあわせて説明しているので、チェックしてくださいね。
オンコードが使われている曲を練習してみよう
最後に、オンコードが使われている曲、中島みゆきさんの「糸」を練習してみましょう。
サビ部分をピックアップしていますが、右手部分はコードの基本形で弾いているので、コードの転回形を弾くのがまだ難しいという方にもオススメですよ。
初心者の方にとっては、コードを両手で弾いていく事が大変かもしれませんが、是非楽しみながら練習を続けてくださいね^^