2019-02-07

オールドファッション/back number コード転回形を使って弾き語りしよう【レッスン動画】

今回は、「ひとまずピアノでコードの基本形が弾けるようになった」という方に向けて、次に覚えてもらいたい弾き方である、「転回形を使ってコードを弾いていく」という方法を説明していきたいと思います。

コードの転回形を使う事が出来るようになると、

  • コードを弾く時に、最終的に指の移動がとても楽になる
  • 音楽の抑揚を表現する際に、転回形を使うことで音域のコントロールがスムーズに出来る

というメリットがあります。

転回形をスムーズに弾くことが出来るようになるまでには、少し大変に感じるかもしれませんが、音楽の表現には欠かせないものなので、頑張って練習していきましょう!

曲は、「オールドファッション」(back number)のラストのサビ部分をピックアップしています。初心者の方にとって弾きやすい形にするために、原曲のコードをシンプルにしていますので、ぜひ動画を参考に練習してみてくださいね。

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オールドファッション(back number)サビ部分をコードの転回形を使って弾くには?

音符とクレヨン

それでは、「オールドファッション」のサビ部分のコードネームを見ていきましょう。(動画の1:13~3:25を参考にしてください。※リンク先の動画は1:13~から再生されます。)

サビ部分の最初の4小節のコード進行は、

D  – F♯  – Bm –   Am、D

という流れになっています。

動画では、次のようなポジションで右手のコードを移動させています。

D|F♯
ラレファ♯|ラ♯ド♯ファ♯
Bm|Am    D
シレファ♯|ラドミ ラレファ♯

サビの最初のコード「D」を例に挙げてみると、コードの弾き方の候補としては、「基本形」「第一転回形」「第二転回形」という3つの選択肢があります。

今回は転回形を押さえる練習でもあるので、一例として、「ラ・レ・ファ♯」からスタートしていきましょう。

次に、コード「D」から「F♯」への移動ですが、至近距離でコードを弾いていくためには、2つのコードに共通の音がないかどうかを調べてみましょう。

「D(レ、ファ♯、ラ)」と「F♯(ファ♯、ラ♯、ド♯)」2つのコードに共通している音は「ファ♯」になります。このような場合は、「ファ♯」はそのまま同じ位置で弾きながら、他の音に関しては、その場所から近い位置で音を探していきます。

そうすると、「F♯」は「ラ♯・ド♯・ファ♯」と弾くのが無駄のない動きとなります。

もし、コードの移動の際、共通の音が見当たらない場合は、あまり鍵盤を弾く手の移動が大きくならない範囲でコードの音を探していきましょう。

転回形を使ったコードの動き方には絶対的な決まりはないのですが、最初の段階として、「やたらと右手が移動し過ぎてしまわないように」という点を意識しながら練習するのがコツになります。

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オールドファッション(back number)サビ部分を右手で弾いてみよう

ピアノと花

それでは次に、オールドファッションのサビ全体のコード進行を見ていきましょう。

(動画の3:25~4:28を参考にしてください。※リンク先の動画は3:25~から再生されます。)

D  –  F♯  –  Bm  –  Am、D

G  –  D/F♯  –  E  –  Em/A、A

D

D|F♯
【ラレファ♯】|【ラ♯ド♯ファ♯】
Bm|Am    D
シレファ♯|ラドミ 【ラレファ♯】
G|D/F♯
ソシレ|【ラレファ♯】
E|Em/A   A
【シミソ♯】|【シミソ】  ラド♯ミ
D
【ラレファ♯】

※【】部分が、転回形を使ってコードを弾いている箇所になります。

オールドファッション(back number)サビ部分を両手で弾いてみよう

今度は、両手でサビ部分を弾いてみましょう。左手は、コードの基本形の1番下にある「ルート」と呼ばれる音を弾いています。(動画の4:28~5:09を参考にしてください。※リンク先の動画は4:28~から再生されます。)

【レッスン動画実演】オールドファッション(back number)サビ部分ピアノコード弾き語り

最後に、コード弾きをしながら、メロディを口ずさんでみましょう。(動画の5:09~5:48を参考にしてください。※リンク先の動画は5:09~から再生されます。)

最後に:転回形とは

最後に、コードの転回形についておさらいしてみましょう。

  • 転回形とは

例えば、コード「C」を例に挙げると、C のアルファベットである「ド」が一番下にくるように弾いたものを「基本形」と呼びます。この場合、「ド」の音はコード「C」の構成音の中で「ルート」と呼ばれます。

そして、コードの基本形の真ん中の音(3rd)が一番下にくるように弾いたものを、「第一転回形」と呼びます。

最後に、コードの基本形の上にある音(5th)が一番下にくるように弾いたものを、「第二転回形」と呼びます。

「第一転回形」「第二転回形」という呼び方は、実践的な場では、それほど名称として多くは使われないので、「基本形」「転回形」と言う形があるという風に捉えて頂ければ充分だと思います。

こういった複数のコードの形を織り交ぜながら、曲のイメージに沿った動きが出来るように、基本形/転回形を臨機応変に使い分けながら、ピアノ弾き語りを楽しんでいきましょう。

 

コードを押さえる具体的な練習方法としては、他のブログ記事でも解説しているので、合わせてチェックしてみてくださいね!

<ブログ>

 

今回のようなレッスン動画を、Youtube に順次追加していく予定ですので、日々の練習に少しでも活用して頂けると非常に嬉しいです。

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