最近のレッスンでは、生徒さんが「あいみょんさんの曲を歌いたい」と言って持ってくる機会が増えてきました。
(あいみょんさんの曲、バリエーションが多彩で私もとても好きです^^)
そんな中、今回は、あいみょんさんの人気曲「マリーゴールド」で、1番の 『A & A’メロ』『Bメロ』『サビ』そして『Cメロ』をピックアップして、カラオケで上手く歌うコツをご紹介したいと思います。
この曲は音域的にも、高い声を出すのがあまり得意ではないという方にオススメの曲です。
「マリーゴールド」を歌う時に意識すると良いコツは、他の曲にも応用出来るので、是非チェックしてみてくださいね。
あいみょんさんの「マリーゴールド」をカラオケで上手く歌いたいという方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
あいみょん「マリーゴールド」の音域と曲の構成
- 「マリーゴールド」ミュージックビデオ
- 音域(曲中の最低音と最高音)
「マリーゴールド」の音域は「1オクターブ+3音」となっています。
- 曲の構成
「マリーゴールド」の歌部分の構成は、次のようになっています。(※赤色の部分が今回解説している箇所になります。)
1A – 1A’ – 1B – 1サビ
2A – 2B – 2サビ
C – 落ちサビ – 大サビ
「1番A & A’ メロ」をカラオケで上手く歌うコツ【グルーヴ・こぶし】
まずはグルーヴに関してですが、ドラムのスネア音が、2拍/4拍目で鳴っています。スネアの音はイントロから継続して鳴っているので、それを聞きながらAメロを歌い始めると、歌と楽器のノリが自然な感じに噛み合いやすいです。
「ドラムのスネア音って、どの音!?」と不安になってしまう方は、「イントロ部分をしっかりと聞きながら歌い始める」という事に意識を向けていきましょう。
この曲の場合、Aメロがボーカルパートの歌い出しになるので、特に最初のフレーズをどのようなイメージで歌い始めるのかを自分の中で決めておくと良いですね^^
「マリーゴールド」は曲の音域がそれほど広くはないため、 A メロから声のボリュームを上げ過ぎてしまうと、後々サビでメリハリが付けにくくなってしまう場合があります。そういった意味で、Aメロではリラックス感を重視して歌えると良いと思います。
さらに、 A メロのメロディには「こぶし」と呼ばれる、音程に山や谷のような、高さの変化を付ける飾りのような部分があります。メロディの歌い方のバリエーションを増やすためにも、「こぶし」を再現できると格好良さが増しますよ!
「1番Bメロ」をカラオケで上手く歌うコツ【歌詞の子音】
本来、サビ前であるBメロは、少しずつ盛り上がり感を出していくセクションなのですが、「マリーゴールド」のBメロは、メロディの音域が低めです。そのため、盛り上がり感が出しにくいと感じる方もいるかと思います。
その時は、歌詞(特に言葉の子音)をしっかり立てるようにしていくと、メロディが埋もれずに歌えるようになります。
「1番サビ」をカラオケで上手く歌うコツ【音の切り方】
「マリーゴールド」の場合、サビ部分だけでなく、A & A’ メロ、Bメロにもこの傾向が見られるのですが、1フレーズの最後の音を、息っぽく抜いたりせずにしっかりと歌いきっています。
フレーズの最後の音をどう切るか、またはどう伸ばすかというのは、曲の印象を決める大きなポイントとなるので、しっかりと意識してきましょう。
歌詞の世界観を感じながら伸びやかに歌う事が出来ると、歌っていてとても気分が良いですよ!
それでは、フレーズの最後の音をどのように切っていくのか、いくつかパターンがあるので見ていきましょう。
「フレーズの伸ばし方/切り方」のパターンをいくつか挙げてみました。
あいみょんさんの「マリーゴールド」では、①「まっすぐ伸ばして、同じ太さのまま切る」テクニックを主に使っていますね。①のテクニックがちゃんと出来ているかチェックする時は、フレーズ最後の言葉が弱くなっていないかという点に気を付けてみてくださいね。
特に、サビの音域があまり高くないメロディで、②「だんだんフェードアウトするように切る」というフレーズの切り方が主になってしまうと、サビなのにあまり盛り上がりが感じられない歌い方になってしまいがちなので、要注意です。
逆に言うと、低い音域で盛り上がり感を出したい時は、フレーズの最後の言葉までしっかり歌いきるというのがメリハリを出して上手く歌うコツになりますよ^^
さらに、サビ部分は1フレーズが割と長めの部分があるので、フレーズを歌う時の息を吐くペース配分をしっかりと考えていきましょう。自分がどこでブレスをしているのか、ブレスポイントをチェックする事も大切です.。
「Cメロ」をカラオケで上手く歌うコツ【滑舌】
Cメロは、ブレスをした後の最初の歌詞が「は」「ふ」などの「は行」の歌詞が多くなっています。
「は行」は気を付けないと、息が漏れてしまいがちな行です。繊細さを出したい場合は、息の漏れがプラスに働く場合もあるのですが、「マリーゴールド」の場合は、息漏れせずに声の芯を残しておいたほうが、良い雰囲気を作り出す事が出来ると思います。
最後に
今回は、あいみょんさんの「マリーゴールド」を例に挙げて、1番の『A & A’メロ』『Bメロ』『サビ』そして『Cメロ』ごとに、カラオケで上手く歌うコツをご紹介しました。
上手く歌うコツは沢山ありますが、最も重要なポイントとしては、フレーズの最後の音までしっかり歌いきる事がポイントだと思います。
これが出来ると、曲の雰囲気に合った爽やかで伸びのある歌声になるのではないかと思います。
是非、この曲の歌詞から感じる世界観を楽しみながら歌ってみてくださいね^^