ピアノでマイナーコードを簡単に弾くには?コード表を暗記しなくても大丈夫【初心者向け】
こんにちは、上北真裕子です。
今回のレッスンは、『ピアノでマイナーコードの弾き方を練習しよう』という内容で解説をしていきたいと思います。
根本的なコードの仕組みをいったん理解すると、コード一覧表とにらめっこしながら、コードごとに使われている音を全て暗記する必要がなくなります。
コードは、とてもシンプルで分かりやすく作られているので、その仕組みを一緒に勉強していきましょう。
マイナーコードの仕組みを理解するために音の英語名をチェックしておこう
単音の「ドレミファソラシド」が英語名で「CDEFGABC」になるという知識は、コードの仕組みを理解する際にとても大切なポイントとなります。
マイナーコードの仕組みを理解すれば、コード初心者でも大丈夫!
コード「Cm」を弾いてみよう
3つの音が使われているコードの場合、コードの構成音には『ルート(Root)』『3rd』『5th』という名前がついています。
マイナーコードの場合、ルートと3rdの音の間に鍵盤を2つ挟む、3rdと5thの間に鍵盤を3つ挟む、いわゆる「下から2・3」という距離感で音を鳴らすのがポイントです。
「Cm」の場合は、まず「C」というアルファベットが使われているので、「ド」をルートの音として一番下で弾きましょう。
次に、ルートの「ド」の音から2つ鍵盤を挟んで次の音を弾くと「ミ♭」になります。これが 3rd の音です。そして、3rd の音から3つ鍵盤を挟んだ次の音「ソ」の音が 5th の音になります。
「Cm」の構成音は「ドミ♭ソ」になるという事ですね。
マイナーコードを弾いてみるとどんな印象に聞こえるでしょうか? どんなサウンドになっているか意識しながら音を聴いてみてくださいね。
ピアノでマイナーコードを弾いてみよう【実践編】
ここからは実践編です!
「下から2・3」という鍵盤上の距離が、他のマイナーのコードネームにも応用出来るかを見ていきましょう。
いくつかマイナーコードを言っていくので、鍵盤上で音を探して弾いてみてください。
音を探すのはゆっくりで大丈夫ですので、必要であれば、一時停止をしながらご自分のペースで練習してみてくださいね^^
実際に弾いた音はこちらになります。
シャープやフラットがコードに付いている場合、ルートの音がシャープやフラットの付いた音になります。そこから「下から2・3」というように音を探していく手順は同じになります。
(弾いているコードの高さが楽譜通りではなくても、コードとしては正解になりますよ。)
最後に:仕組みが分かればコード表で音を暗記しなくても簡単にコードが弾ける
コードを弾くためには、使われている構成音を丸暗記するのではなく、コードの仕組み自体を理解する事を個人的にはお勧めしています。
最初からスムーズに弾けなかったとしても大丈夫です。回数を重ねる事が大切になってくるので、是非楽しみながら練習を続けてくださいね^^